人生は上々だ。まあまあね。

不安定を愉しむ40代女子★年とるって悪くないよね。

派遣法改正の様々な記事

こんにちはmegです。

派遣法改正の記事をどのように取り上げているかなど、メディアの載せ方が興味深いのですが、その中でも専門28業務がなくなり、一律3年となることに対して、「3年ごとに仕事見つかるか不安」との派遣社員の声を大きく取り上げていたりします。

派遣社員の声を、ことさら大きく取り上げ、3年で人を入れ替えるのか、たまらない。など、など。

派遣社員の声を取り上げるのと同時に、なぜ、企業の声も取り上げないのか。

企業側は、派遣で専門性高い業務をお願いしたいにも関わらず、コピー取りなど雑用業務も含まれてしまう場合、自由化業務になるのかなど、企業も派遣を取り入れづらい環境にあるのは実感する。

総じて派遣は業務範囲が明確に決まっているので、それ以上指揮命令をすると苦情につながるなどやりづらいことも多々ある。また、派遣社員も5分刻みの時給換算など、派遣給与の体制も視野をせまくしている。

一方で企業が欲しい正社員は、内資は特にそうだが、幅広い業務をやってもらえる人を欲しい傾向が高い。部署異動もあり、一つの会社で様々な業務を経験できる。いわゆるジェネラリストを育成していく傾向がある。

そして外資は縦割り、スペシャリストを求めている傾向がある。

派遣は担当業務が決まっていて、派遣経験の長い人は、派遣マインド満点なので正社員として働くと、企業の期待値はそこはかとなく低下し、そののちも昇進していく人は少ない傾向がある。

結局派遣制度は仕事のプロ、代替の利かないスペシャリストが育ちにくい制度となっていて、実地経験としてのキャリアが積みにくい仕組みを作っていることになる。企業側も担当業務のプロとして、即戦力を派遣に求めているので、できて当たり前。業務外の仕事は触れて欲しくない。

3年という期間かもしれないが、その期間内に派遣ならではの、成果・インセンティブ制度も取り入れてもいいのではないか。

当然、専門性の高い代替のきかない派遣スタッフであれば、3年経過して人を入れ替えなければならない場合、企業は無期雇用にする判断をするのではないか。

企業も立ち止まっていては、追い抜かれてあっという間に衰退する。
働く従業員も同様であろう。会社にしがみつく派遣社員の声ばかりをのせるやりかたにはやや閉口気味でもある。